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インフルエンザ脳症について

お子様がいきなり痙攣をしたり意識障害を起こしたり、となる病気に
脳炎や脳症があるのです。

インフルエンザに感染した後にかかる事も多いので、インフルエンザ脳症は、
毎年数百人のお子様が発病していて、死亡率は50%となり後遺症が
残ってしまう確率も25%になる大変怖い病気なんです。

インフルエンザにかかって、2日以内に発症する事が多いため、
ぐったりした状態になって、呼びかけでも応じない、変なことを口走る、
という意識障害が起こって、痙攣を伴うときもあるのです。

高熱時のうわごとや熱性けいれんなどとの区別が付けにくいのため、
持続時間や症状の重さなどで区別されています。

回復したとしても、運動機能や知能に障害が残ってしまうことがあり、
恐ろしい病気なんですが、現在の段階では根本的な治療法はない、
というのが実情です。

100人を越える発症は日本にしか見られないため、理由は何であるのか
追求されていますが、解熱剤が関連しているのでは?ともいわれています。

日本では、熱を下げる時、ポンタ−ルやボルタレンなど、解熱剤と
しては他の国では強すぎて使用されていない薬を使用していました。

現在、アセトアミノフェンという薬以外は原則として解熱剤としては
利用しないことになっています。

解熱剤をうけとった時に、薬の名前を必ず確認して使う様にしてください。

大人やお子様の解熱剤を自分の判断で使う事も避けましょう。

インフルエンザ脳症を防止するために、薬の確認やインフルエンザの
予防接種が大切なんですね。

大事なお子様の命を守ってあげてはいかがでしょう。

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