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新型インフルエンザH5N1 (岩波科学ライブラリー 139)

新型インフルエンザH5N1 (岩波科学ライブラリー 139)

岡田 晴恵

新型インフルエンザH5N1 (岩波科学ライブラリー 139)

定価: ¥ 1,260

販売価格: ¥ 1,260

人気ランキング: 4413位

おすすめ度:

発売日: 2007-12

発売元: 岩波書店

発送可能時期: 通常1?2日以内に発送



ことさらに大惨事を煽る人。
本書の著者、岡田晴恵氏はユーミンのアルバム(新曲か?)よろしく、年末になるとこの手の本を著してはインフルエンザはコワイだの人類滅亡説(大袈裟か)を唱えては経済的、社会的に甚大な被害が及ぶと警告している。

映画、「アウトブレイク」のように本当にインフルエンザが突然に変異して猛烈な増殖を繰り返すというパンデミック(全人類に猛威を振るう)が起きるのだろうか?(ちなみに一部地域や散発的に起きる流行をエピデミックという)

感染者6億人、死者4000?5000万人をだしたスペイン風邪(インフルエンザ)が猛威を振るったのは1918年?1919年の一世紀近くも昔のことである。また永久凍土から温暖化の影響で封じ込められたウィルスが出現したとしても今の医療技術とそのころの医療体制や技術などとは比べ物にならないし、対症療法の技術にしても格段に進んでいる。

一番いけないのは、映画「アウトブレイク」でもそうだったが、初期対応に問題があったということだ。

おそらく殆どの日本人は「風邪」と「インフルエンザ」の違いを理解していないだろう。知識ではわかっていても実際に自分自身のなかで起る体調変化にこれは「風邪」これは「インフルエンザ」と見分けがつかないだろうと思う。

見分け方は「急激な症状の悪化」と「全身症状」だ。これだけを意識しているだけで他人への感染を多少は防ぐことができる。また無闇に人混みへ近付かないことも肝要だ。

「北が攻めてくる」とひたすら国防の必要性を説く輩がいるが、同じように詭弁に聞こえてくるほどにことさら大惨事を煽るといまにオオカミ少年になりかねない。

科学は嘘をつかない
東南アジアを中心に広がりを見せるH5N1型鳥インフルエンザと、人への感染事例。本著は、この鳥ウイルスが変異して出現するであろうと予測される人型のインフルエンザの危険性を、著者だからこそ知り得る鳥ウイルスの最新の科学的知見を通して、訴える書である。この本の教えるサイエンスをたどれば、来るべきH5N1新型インフルエンザの強毒性、とくに全身感染や免疫過剰反応といった、通常のインフルエンザとは全く異なる病気の全貌を、否応なく納得させられるとともに、人型ウイルスに一歩一歩近づいている鳥ウイルスの変化に背筋が寒くなる。科学は嘘をつかないと言われる。我々はこのサイエンスが予測する恐怖から眼を背けてはいけない。著者らが本書で訴えるプレ・パンデミック・ワクチンの全国民接種を是非実現して欲しい。医療に少しでも携わる人には必読書と言える。

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